2017年06月27日

追悼

 昨日はピアノの演奏ボランティアさんが来てくださる日でした。
食堂のイスをグランドピアノの前に並べて、20分ほどの演奏を楽しんでいます。
昨日の演奏を始める前にボランティアのTさんがおっしゃいました。
「今日の演奏は先日亡くなった小林麻央さんへの追悼の意味を込めて
選曲しました。」
演奏された5曲はどれも優しく、梅雨の合間に聴こえてくる鳥のさえずりのような
ホッとする音色が印象的なものでした。カラッとしているわけでもなく、
哀しみの色でもなく、どこか雲の間から差し込む光のような、心が浄化されるような
選曲でした。
演奏後、作業に戻ったアツオさんがポツリといいました。
「癌だからね、しょうがないよね・・・」
先ほどの演奏から30分以上経過していましたが、
ずっと心の中に残っていたのでしょうか。
ふだん、私に話しかけてくることの少ないアツオさんが、
明らかに隣で作業をするこちらを向いて言葉を発したのです。
亡くなった小林さんへの思いや、小林さんを想って演奏するTさんの思い、
皆で一緒に演奏を聴いて過ごした時間の中で、
確かにアツオさんの心が動かされたのでしょう。
「そうだね、癌だからね・・・」
昨日、アツオさんは哀しみの中演奏するTさんに
何か言葉をかけたかったのかもしれません。

そんなことを思った月曜日でした。



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2017年06月21日

市役所販売

 先日、町田市役所の販売に行きました。
販売や納品は行きたいと希望する利用者さんが多く、
人気の仕事の一つです。
販売の準備中に利用者さんから「今日は売れるかね-?」と
のんびりしています。
職員が「売らないと皆のお給料が出ないよ、頑張って売りましょう!!」
と気合を入れて販売に取り組みました。
一日が終わって結果は・・・・・。
売上を伸ばすのは簡単ではないのですが、製品を作るだけでなく、
作ったものを売らなければ工賃になりません。
利用者さん達も売上を意識しながら販売活動に取り組んんでもらうことで
皆の意識が変わり、売上が増えるようになればと思います。
                               職員Y
posted by machidayumekoubou at 16:59| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昼休みの姿

 ゆめ工房では昼食後30分ほどが昼休みです。
利用者ひとりひとりが自由な時間を使い、
自身で考えて過ごします。
トランプで「7ならべ」をおこなっている姿、
庭の花や野菜を見ながら談笑している姿、
庭を使い笑顔で走っている姿、思い思いにゆめ工房のもつ、
ゆったりとした時間を仕事から少し離れて過ごしています。
そして、午前午後のメリハリをつけるためや、
利用者と職員が仕事時とは違うコミュニケーションをとる
大切な時間です。
利用者ひとりひとりの様子や表情が仕事中とは違うため、
意外な一面をみることができるときもあります。    職員MY
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2017年06月13日

言葉の視点から

「障害者」という言葉。
それと無縁だと思っている人は、
単に言葉として違和感がないでしょう。
しかし、当事者含め関係者からすると
多かれ少なかれまた、良し悪しに関わらず
耳に残るものです。
また、「害」の字をかな表記にするか否か、
“障害を抱えている人ではなく、世の中が障害そのものだ”
そんなことを議論する人たちがいます。
理解はできますが、それよりも実際に「障害者」と
呼ばれている方ひとりと接することの方が有意義だと
感じずにはいられません。
 言葉以上に重要なこと。
それは本質を知ってもらう、
周知してもらうところにあるような気がします。
映画で例えると、端正な顔立ちの役者さんが
スポーツ万能な役で出演しているとします。
するとどうでしょう。
「一歩的に親近感」を覚えたり、
「スポーツができる上に性格も良い」などと
思われる方は少なくないでしょう。
それは「イメージ」ですよね。
 当事者や支援者の活動が周知されることにより、
現在の「障害者」に替わる新しい呼称が生まれるのではないか。
言葉が後からついてくることも、あるかもしれませんね。
 そうなったとき、「良いイメージ」の障害者像が
できることを願います。
                       職員K
posted by machidayumekoubou at 09:04| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あいさつ

 地域に溶け込むこと。
簡単なようで難しいこと。
きっとひと昔前では、通り過ぎる人に挨拶するのも、
近所の子どもと遊ぶのも普通なことだったと思います。
それが現在、様々な事件があり、隣近所の住人との
関わりがなくなってしまったり、挨拶もしなければ、
子どもが何かしていても声をかけられなくなったりと、
そんな世の中に変わってしまいました。
そんなこともあるからか、地域で暮らす障がいのある方の肩身が
どんどん狭くなってきている気がします。
 挨拶も、障がいのある人が子どもにするだけで
「変な人」と思われる。
この間、そのようなことがありました。
「挨拶は基本」と教えてきたことも、そろそろ見直さないと
いけなくなってきています。
ゆめ工房は「地域の人の協力を得てできた施設」だと聞きました。
私たちの活動を通して、地域の方々への恩返しや
障がいのある方のよいところを伝えていければと思います。
                          職員J
posted by machidayumekoubou at 08:45| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

相原地域

 ゆめ工房には多くのボランティアさんが関わってくれています。
木工、縫製、盆踊り、ピアノ、紙芝居、花壇、畑など、
多くのボランティアさんに関わってもらっています。
ボランティアさんのほとんどが地元の方です。
私が以前、他施設が多く集まる研修に行った時に、
ゆめ工房の紹介をしました。地域のボランティアさんが
多く関わってくれている話をすると、みんな驚いていました。
他の施設では地域の方がボランティアに入ることは
ほとんどないようで、私も改めて地域のボランティアさんの
ありがたさを感じました。
日々ゆめ工房のある相原地域の方達に感謝しながら
活動を続けていきたいと思います。         職員Y
posted by machidayumekoubou at 08:16| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

「次どうするの?」

 ゆめ工房らしさとは、「あたたかい雰囲気で職員・利用者が
のびのびと生活している場所」と私は答えています。
ゆめ工房に初めて足を踏み入れた時に、利用者さんは笑顔で迎え入れてくれました。
「Jさんっていうんだ。Jさん」と難しい名前ですが、
すぐに覚えて呼んでくれ、「おはようございます!」と挨拶もしてくれました。
いまだに覚えています。
挨拶を大切にしているからこそ、初めて会う人にも気持ち良い挨拶ができるのですね。
 そして、私がドジをすると、「まーったく何をやってるんだか、焦ったでしょ?」と
利用者さんからの一言。文章で見ると少し冷たく感じる言葉ですが、
笑って言われると少しホッとします。

失敗やミスは、本来は責められてしまいますよね?
一番反省しているのは失敗した本人なのです。それをここの利用者さんは笑って
「次どうするの?」と次につなげてくれます。
 きっと今まで接してきた人が、そのような方だったのでしょう。
あたたかい雰囲気は今まで積み上げた関係性や、ここで養われた人間関係が
関係しているのでしょうか?
だから、利用者も職員も同じ場所で、のびのびとお互いを認めながら、
仕事に励める場所なのですね。
posted by machidayumekoubou at 09:30| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

呼びかけ

 「〇〇さん」「〇〇君」「〇〇ちゃん」
相手に対してどのような呼びかけをしていますか。
ゆめ工房でも呼称について話題に上りました。
社会生活において相手との関係性、距離感、立場、
環境などで変わってくることかと思います。
職場という環境下では各々の違いはあるでしょうが、
「〇〇さん」が一般的かな?
では、福祉施設における利用者さんに対しての
呼びかけはどうでしょうか。
話題に上がるまで特に意識していなかったことに気づきます。
自分より年上・同い年および女性に対しては「〇〇さん」、
年下の男性には「〇〇君」と呼びかけていました。
でもちょっと待てよ、同僚の年下の男性には「〇〇さん」と
呼んでいる自分がいるよな。
これって差別(区別)?
そう意識していないのが問題なのです。
「〇〇さん」が上位で「〇〇君」が下位ということもないでしょうが、
異なることは明らかです。
「〇〇君」の呼びかけにある種の親しみを込めていたつもりですが、
呼ばれたほうがどう感じるかはまた違うのです。
これからは意識して「〇〇さん」と呼びかけていきたいものです。
でもな〜、息子と歳が一つしか違わないのに「〇〇さん」か、
(ちょっとな・・・)と思ってしまう自分がいるのもまた然りなのでした。
                           職員MT

posted by machidayumekoubou at 09:20| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月の旅立ち

 余命数日から、20日・・・。
先日親しくしてくれた方が、旅立ちました。
5月は、初めてこの職に就いて「人の死」について考えた月です。
福祉の世界で初めてマンツーマンで関わった利用者さん。
笑顔が素敵な、よく他人の靴下を履いてしまう方でした。
肺炎を患い、入院する前日の夜、咳き込むたびに背中をさすっていたのを
今でも覚えています。
夜勤明けで帰るとき、笑顔で「ありがとう」と言われたのが
最後の言葉となってしまいました。
 人ひとりの命。この地球上でみれば小さいけれど、
私の世界から見たら大きい。
この福祉で出会った人、家族、友人。
沢山のことを教わり、私を変えてくれている。
きっと、今私がこの業界にいたいと思わせてくれたのも、
もう旅立たれた利用者さん達のおかげなのだと思います。
「津久井やまゆり」の事件で「障がい者はいらない」という言葉がありました。
私は、彼らに純粋な感情や人間の本質など、健常者と言われる人から
あまり感じることのないことを学びました。
5月は初心にふりかえる、そんな月。
                             職員J
posted by machidayumekoubou at 09:03| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初給料

 今年度がスタートして早2か月が経ちました。
4月から新しく入所された利用者さん、職員さんは4月28日が
初給料でした。
ゆめ工房では給料を毎月手渡しで支給しています。
一人ひとりの名前を呼んで手渡しをしていて、
お給料をもらったときの表情がとても印象的です。
自分たちもお給料をもらったときは嬉しくなりますが、
利用者さんも顔がニコニコする人、
大きな声でお礼を言う人、「給料で何何を買います」と夢がふくらむ人。
毎月それぞれの表情をみるのが楽しみです。
                             職員Y

posted by machidayumekoubou at 08:48| * Episord | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする