場所は町田の西端「大地沢青少年センター」です。
このイベントは「まちだ〇ごと大作戦」という町田市文化プログラムの一環で
企画されたものです。
町田の市民が企画立案し運営するもので、ゆめ工房も実行委員会に加わり
昨日(4月13日)出店をしてきました。
今朝は朝6時から野鳥観察会が行われました。
参加者は子どもと大人を合わせて30名ほどでした。
講師は町田市長の石坂さんです。
日本野鳥の会、神奈川支部の会長を務めているとかで
観察歴は50年以上とのこと。
他にも町田市役所の野鳥好きの職員さんがプライベートで
参加をされていました。
観察会のガイド歴も長いそうで、参加者に合わせて話題を選んでいるとか。
今回も、スタート時のあいさつでしっかりと、子どものハートをつかんでいました。
さて、今朝のコースは大地沢センターから相模原の津久井湖方面へ向かう片道1時間の
コースでした。「本沢梅園」の上にある「コミュニティ広場」が行きのゴール地点で、そこまで
ゆうに2時間かかりました。本来は2時間の観察会だったのですが、
立ち止まって解説を聞きながらスコープを覗いて鳥を観察・・・という一連の作業を
繰り返していると、あっという間に時間が経過していました。
初めての野鳥観察会は、思いのほか面白く、参加者同士初顔合わせでしたが、
すぐに打ち解けることができました。
市長の石坂さんも気さくな方で、双眼鏡の使い方から、音を立てない歩き方、鳥を発見することを
愛好家の間では「野鳥が出た」と表現することまで面白おかしく教えてくださいました。
また、石坂さんは鳥だけでなく草木や花にも詳しく(生け花が趣味だそうです)、
巧みな話術と鳥の鳴きまねで子どもたちから慕われていました。
最後までご自身で担いでいた自前のフィールドスコープ(望遠鏡)も気軽に覗かせてくれたので、
貸し出し用の双眼鏡より格段に鮮明に鳥を観察することができました。
また、手に携えた野鳥の本を開いては、今見た鳥の名前が生態を解説し、本は現地で活用するもの
だということを教わりました。
短い時間でしたが、充実した観察会でした。
今回は「キセキ」「セキレイ」「センダイムシクイ」「ノスリ」などの鳥を見ることができました。
これ以外の鳥も見たり鳴き声を聞いたりできましたが、上記の鳥を見れたことが収穫だそうです。
また、鳥ではありませんが、「テン」にも出くわしました。
知る人ぞ知る、動物らしいです。
イタチやハクビシンよりも貴重だそうで、市長も興奮しておりました。
早起きして参加をしてよかったです。
市長や市の職員さんの普段知ることのない人柄に触れることができ、
町田市が身近になりました。
これからも、こんな企画があれば、利用者と一緒に参加をしてみたいと思いました。