来訪されました。4月に校長先生が替わり、そのご挨拶もかねてということでした。
また、ここ1年ほど関係者ではない人が敷地内に入ってくるという案件があり、
その対応について、学校とゆめ工房で情報共有するのが目的でした。
以前、ゆめ工房の利用者さんが、子どもたちから不審者に間違えられるということがあり、
学校との連携を模索している中、Nさんの尽力で実現した今回の顔合わせでした。
前任の方もそうでしたが、新しい校長先生も障がいのある方たちの置かれている立場を
よく理解されていました。
「障がい者=不審者という発想は短絡的で、むしろそういう発想に起因する言動が皆さん方に
不快な思いを抱かせたこともあったのでは?」と話されていたのが印象的でした。
校長先生には、不審者に間違われて以来、「名前の知らない人や子どもには話しかけない」
「誤解されないように身だしなみを整える」「裏道でなく町田街道を通って通勤する」などを
誤解を受けた利用者さんと取り決めたことをお伝えしました。
ベストな方法ではないかもしれませんが、利用者さんを守るために考え出した苦肉の策です。
本当はもっと、子どもたちと交流する機会を作り、互いに知り合うことが不安の軽減につながるのだと
思います。そういう意味では、職場体験などはゆめ工房を知ってもらう良い機会です。
来月は学童保育所に通う子どもたちを対象にした木工教室を開催します。
小学校1年生から3年生の子どもたちがキーホルダー作りにやってきます。
協働作業はありませんが、お互いの存在を感じながら同じ室内で過ごすことが、
はじめの一歩なのだと思います。
子どもたちと利用者さんをつなぐのは私たち職員の役割りです。
子どもたちにとって夏の楽しい思い出の一つになるように、準備して出迎えたいと思います。