それぞれ、1日、2日と短い実習でしたが、利用者さんは外からのお客さんに
新鮮味を感じていたようです。楽しみにしている人が多かったです。
さて、今日実習を終えたYさんが最後に次のような思いを語ってくれました。
「最後に一言述べるとするならば、昨日は緊張と焦る気持ちでうまく利用者さんと
距離をとることができなかったけれど、今日は自分がまず楽しもうと、リラックスすることを
心がけて、話しかけてもらえるように一歩引いた姿勢で臨んだら、相手から笑顔をもらえたり、
話しかけてもらえたりできた。今回の実習を通して、楽しさや嬉しさを感じることができ、
自分はやっぱりこの仕事がすきだったんだということに改めて気づくことができました」
昨日よりも活き活きとした表情で語るYさん。
初めての実習、ということで相当なプレッシャーがあったようです。
昨夜は肩に力が入りすぎてガチガチになっていたとのこと。
それが今日には気持ちを切り替え、持ち前の素直さと勘の良さで
うまく周囲の環境に自分を溶け込ませていました。
福祉の現場で働く醍醐味は、彼女の言葉に集約されています。
利用者さんと一緒に仕事をすると、楽しくて、嬉しくなる・・・。
それはどうしてなんでしょう・・?
今日のYさんは、自分のスタンスを変えることで、ダイレクトに利用者さんの反応の違いを
感じることができたようです。
それは、「手応え」といってもよいかもしれません。
自分の気構えを外し、相手の波長に合わせてみることで共鳴できたのだと思います。
「コミュニケーション」とは一見、自分が積極的に前に出ることだと捉えがちですが、
相手の気持ちを引き受けることなのかもしれません。
さて、来週は相模原特別支援学校の生徒さんの実習が始まります。
一体どんな出会いがあるのでしょうか。今から楽しみです。