新しく仲間になったヨータさん。
昼休みに突然やってきてこう言いました。
「虹、歌う」。
そこでようやく思い出しました。
ヨータさんが高校3年生だった頃、ゆめ工房に
実習に来ていた時のことです。
昼休みになると、みんなで「にじ」の歌に合わせて
手話のふりつけを練習していました。
ヨータさんも毎回、練習に参加をして
みんなと一緒に踊っていました。
また、1曲終えるとすぐさま「もう一回」と
リクエストをしていました。
よほどこの歌が気に入っていたのでしょうね。
何度も「虹、歌う」を繰り返します。
そこで玄関のスペースに移動し、ヨータさんと一緒に
「にじ」の曲を流しました。
10月に相原中央公園で開催された、
「相原ふれあいフェスティバル」のステージで披露した曲です。
あのステージにヨータさんは飛び入り参加をし、
ゆめ工房のみんなと一緒に「にじ」を歌ってくれました。
あの時の光景がよみがえります。
今日はヨータさんとユキヒロさんと3人で曲に合わせて
踊りました。
力強く腕を動かし、その場で足踏みするヨータさん。
全身で喜びを表現しています。
幼稚園や保育園の「卒園ソング」として広く知られるようになった
この曲は、「復興ソング」としても幅色い世代から支持をされ、
様々な場所で歌われるようになりました。
シンプルで覚えやすいメロディと歌詞がヨータさんの心も
つかんだのでしょう。
なんとも嬉しそうな笑みを浮かべるヨータさん。
初日、お疲れ様でした。
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