2020年11月30日

クリスマスカード

 今日、嬉しいメールが届いていました。
地域にお住いのSさんからです。
小山内裏公園などで拾い集めた落ち葉を写真に収め、
加工したクリスマスカードです。
2種類ありました。
ひとつは、サンタクロースが描かれたもので、
もうひとつは、色とりどりの紅葉した葉や実が
敷き詰められ寄せ集められたものでした。
どちらにも、ゆめ工房のロゴマークがあしらわれ、
眺めているだけで元気をいただけるような、
にぎやかで楽しいカードでした。

昨年、Sさんの撮りためた写真の展示会があり、
会場に足を運んだのですが、あれからもう一年が経つのですね。
会場で気に入った作品に見入っていたら、
「よかったら差し上げますよ」と声をかけられ、
琥珀色の秋紫陽花と境川の春のせせらぎの2点を
ありがたく頂戴しました。
昨年からゆめ工房の廊下に飾られています。
今回、Sさんから届いた心のこもったクリスマスカードは、
コロナで少なからず緊張を強いられている毎日に、
サプライズと彩りを与えてくださいました。

私たちは地域の方に今日も支えられて活動をしています。





posted by machidayumekoubou at 21:36| * Informathion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月13日

「楽しい」と「嬉しい」

 先週と、今週、町田市内にある施設の職員さんが実習にみえていました。
それぞれ、1日、2日と短い実習でしたが、利用者さんは外からのお客さんに
新鮮味を感じていたようです。楽しみにしている人が多かったです。

 さて、今日実習を終えたYさんが最後に次のような思いを語ってくれました。

「最後に一言述べるとするならば、昨日は緊張と焦る気持ちでうまく利用者さんと
距離をとることができなかったけれど、今日は自分がまず楽しもうと、リラックスすることを
心がけて、話しかけてもらえるように一歩引いた姿勢で臨んだら、相手から笑顔をもらえたり、
話しかけてもらえたりできた。今回の実習を通して、楽しさや嬉しさを感じることができ、
自分はやっぱりこの仕事がすきだったんだということに改めて気づくことができました」

昨日よりも活き活きとした表情で語るYさん。
初めての実習、ということで相当なプレッシャーがあったようです。
昨夜は肩に力が入りすぎてガチガチになっていたとのこと。

それが今日には気持ちを切り替え、持ち前の素直さと勘の良さで
うまく周囲の環境に自分を溶け込ませていました。

福祉の現場で働く醍醐味は、彼女の言葉に集約されています。

利用者さんと一緒に仕事をすると、楽しくて、嬉しくなる・・・。

それはどうしてなんでしょう・・?

今日のYさんは、自分のスタンスを変えることで、ダイレクトに利用者さんの反応の違いを
感じることができたようです。

それは、「手応え」といってもよいかもしれません。

自分の気構えを外し、相手の波長に合わせてみることで共鳴できたのだと思います。

「コミュニケーション」とは一見、自分が積極的に前に出ることだと捉えがちですが、
相手の気持ちを引き受けることなのかもしれません。

 さて、来週は相模原特別支援学校の生徒さんの実習が始まります。
一体どんな出会いがあるのでしょうか。今から楽しみです。




posted by machidayumekoubou at 23:16| * Informathion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月19日

相原パウンド

 今年の4月に薬師池公園がリニューアルし、
新しく西園に直売所がオープンしました。

地場野菜や町田の名産品が集まっているおしゃれなお店です。

ゆめ工房の「萌木のゆめ」も6月から店舗に並び、
幅広い方々に手に取っていただけていることを実感しています。
7月はなんと・・・月の販売本数が薬師池公園だけで60本でした!

 9月から町田の名産品にリキュールケーキが4種認定されました。
「相原パウンド」として、
「萌木のゆめ」(梅)、
「紺碧のゆめ」(ブルーべり―)、
「琥珀のゆめ」(ゆず)、
「香夜のゆめ」(竹炭)の4種です。
 
さっそく、先月から直売所にも4種類のケーキが並んでいます。
 
 利用者さん皆で作ったケーキがたくさんのお客さまの目に触れる
機会をいただき、とても嬉しく思っています。

薬師池公園は秋が見頃の公園です。

11月からは園内がライトアップされ、幻想的な雰囲気を味わえるそうです。

紅葉の秋。

ぜひ、秋を味わいに、公園に足をお運びください。

公園から徒歩5分のところにある、「町田リス園」もおすすめのスポットです。

放し飼いのリスが園内を跳びまわり、運が良ければ手乗りで餌を食べてくれます。

コンパクトな作りなので、薬師池公園とリス園を回っても、

一日で十分楽しむことができます。

リス園の売店では、ゆめ工房の「木の雑貨」(リス、うさぎ、巣箱)も絶賛発売中です。

posted by machidayumekoubou at 16:09| * Informathion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夜あそび

 2020年度はコロナと共にありました。
春も夏も淡い記憶しかなく、いつの間にか9月が終わりを告げていました。

年明けからゆめ工房では印象深い別れがいつくかありました。
ひとつは、ボランティアさんの卒業です(あえてそう呼ばせてください)。
7年、8年とゆめ工房の活動を支えてくださった方々がコロナや加齢を理由に、
区切りをつけていかれました。
直接お会いしてお礼を伝えられた方もいれば、コロナでお会いできぬまま、
お別れになってしまった方もいました。

コロナは無常です。

何年にもわたり、ゆめ工房の土台を支えてくださった皆さま、
本当にありがとうございました。
コロナ収束後に再会できることを願ってやみません。

 さて、別れは重なるものですね。
ゆめ工房の初期メンバーであるKさんが9月、退所をされました。
グループホームへの入所が決まったためです。
養護学校を卒業してから四半世紀以上、在籍をされていた方です。
センチメンタルになって涙ぐむのは送る側で、
当の本人はすっきりとした顔をしていました。
案外ひとは、たくましいものなのですね。
新しい環境を受け入れ、穏やかに過ごしているKさんを見て思いました。
Kさんの第二の人生が仲間と共に安らかであることを祈っています。

 コロナは私たちの生活様式と共に、古い慣習にも疑問符を投げかけました。
これまで積み上げ広げてきた一つひとつの事業や活動、業務を見直すきっかけになっています。

土日のイベントが全くなくなり、「こんなに身体は楽なのですね」と
職員から言われました。
気合と勢いで、少し走り過ぎていたのかもしれません。
そんなことを知った半年でした。

 秋です。
相原が誇る詩人、八木重吉さんは多くの秋の作品を残しています。
今年の8月は相原中央公園で夜の野外イベントが行われました。
風にはためくフラッグと、闇に踊るライトの数々。
良質な音楽や映画を求めて、多くの人々が公園を訪れていました。

音楽を止めるな。

映画を止めるな。

外食を止めるな。

行動制限をかけられて初めて、
そんな体験が自分の暮らしを彩ってくれていたことに気がつきました。

文化を絶やしてはなりません。




月に照らされると 

うたを歌ひたくなる

月のひかりにうたれて

花びらがこぼれてゆくようなうたがわく







夜になると

ひとりでも

あそびたくなってくる

星もあそんで

ひかってるようだ

こほろぎも遊んで

ないているようだ

夜も黒くあそんでいるらしい     


                  共に八木重吉さんの作品です・・・。



                  以上、ゆめ工房だより10月号より転載
posted by machidayumekoubou at 15:52| * Informathion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月15日

電話

 7時55分きっかりに、誰もいない事務所の電話が鳴ります。
受話器を取ると、「オーワダ君です」とヨーイチさんの声。
昨日までは開口一番「小田急線に乗るの」と職員の反応を
楽しんでいたのが、「まずは自分の名前を言うんだよ」と教えた翌日から
「オーワダ君です」と名乗るようになりました。
「自分の名前は君をつけないんだよ。オーワダですって言ってみてね」と
教えると翌日にはちゃんと「オーワダです」と言葉が変化をしています。
また、「電話を終わる時は、 “電話を切ります” って言おうね」と
教えると次回は「切ります」と言ってから電話を切るようになりました。

 こんなやりとりが8月から続いています。
事の発端は、電車の遅延。
帰りの電車が2時間以上遅れ、グループホームに帰宅していないとホームの
スタッフさんから連絡をいただいた8月のある日の夕方。
ヨーイチさんの携帯電話に何度かけても、本人が出てくれません。
結果的には別の路線を利用して、ホームに帰ってきたのですが、
翌日ヨーイチさんの携帯を調べてみると、呼び出し音が聞こえない場所に
しまわれていました。また、呼び出し音が小さかったので音量を上げて
二つ折りの本体を開くとすぐに通話できるように設定をし直しました。
そして、ヨーイチさんが電話慣れするように、帰り際や朝の通勤時にあえて
携帯に電話をかけました。その後、電話に出ることは早々にクリア。
また、それと同時に、毎夕、相原駅から自宅に電話を入れることにしました。
こちらも、お母さんとの会話が嬉しいのか楽しいのか、すぐにルーティンに
なりました。
その後、携帯の充電器が実家にしかなかったため、グループホーム用の
充電器も購入してもらいました。
そんなこんなで、電話をかける楽しさに目覚めた(?)ヨーイチさん。
朝は気が向いたらかかってくるのですが、なるべくヨーイチさんからの電話に
出ようと考えた職員Uは、せっせと毎朝早めに出社して、彼からの(来るとも
定かでない)電話を待つようになりました。

ヨーイチさんとUの密かな楽しみです。


posted by machidayumekoubou at 23:12| * Informathion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする